第2期に無事突入。1年という長い予選をくぐり抜け、決勝ラウンドへと進んだ32人の熱い戦いが再び始まります。
【前回から変わった点】
第1期から大きく変わった点もあるのでご紹介します。
ジャンルが4ジャンルに増えた
まずひとつめはジャンルがHIPHOPとHOUSEの2ジャンルだったのが、FREESTYLEとBREAKが追加されて4ジャンルに増えました。
当初はFREESTYLEとロックが加わることになっていましたが、ロックはFREESTYLEに組み込まれて、そのかわりにBREAKが追加されました。
決勝大会を2日間に分ける
ふたつめが決勝大会を2日間(5/6、6/3)に分けたことです。ジャンルが2ジャンル増えたことで試合数も倍になったため1日では消化できないと判断され、5/6に全ジャンルの準々決勝を実施し、6/3に準決勝と決勝を開催しました。
しかしこの方法は参加者には不評であったため、次年度には変更を余儀なくされ、2日間に分けての実施は最初で最後となりました。
【HIPHOPサイドまとめ】
ほぼ順当に地力で上回る者が勝ち上がっていったが、準々決勝で日本のHIPHOPシーンを引っ張ってきたSHINICHIと前年度チャンピオンのakihic☆彡が激突。
あと一歩のところまで追い詰めるもSHINICHIの勝利となった。akihic☆彡は惜しくも敗れたが、負けてなお評価を上げた1人である。
もう一方の山では当時若手のTOMOKOが格上のRYO-Zを破ると、昨年のファイナリストのNAOKIにも勝利し見事決勝へ進出。
勢いのあるTOMOKOと、まだまだ底の見えないSHINICHIの一騎打ちとなったが、最後に爆発的ムーブでまさに覚醒したSHINICHIが勝利した。
【HOUSEサイドまとめ】
注目はPINOCCHIOのメンバー対決、KENJIとPINOの1戦。こちらは昨年のチャンピオンのKENJIが意地を見せ決勝へと駒を進めた。
もう1人はTATSUOとHIROを破ったALMAのHyROSSI。
シーンの立役者同士でどちらが勝ってもおかしくない戦いだったが、絶妙なグルーヴ感で見ている者に語りかけるように踊るHyROSSIに軍配は上がった。
【FREESTYLEサイドまとめ】
前評判では優勝候補筆頭のYOSHIEが準々決勝でYOSUKEを下すと、準決勝でフォーマーアクションのマドカと対戦しました。
もはや当時からレジェンド的な存在であったYOSHIEに対して、1曲目に思い入れのある曲だったというダフトパンクで気持ちの乗った非の打ち所がない1ムーブ目と、POPではほとんど使われないスウィングビートの2曲目も変幻自在に乗りこなして完璧なムーブを見せたマドカが見事YOSHIEに勝利しました。
今大会のベストバウトと言えるでしょう。
マドカはそのままの勢いで決勝でせいじにも勝ち優勝しました。
【BREAKサイドまとめ】
今大会から追加されたBREAKは波乱の幕開けとなる。DANCE@LIVEのオープニングバトルとなったDRAGON vs WAPPER。優勝候補の1番手と言われていたDRAGONの敗戦という結果で幕を開ける。WAPPERはそのままの勢いで決勝へと進む。
もう一方ではベテランのTOMOが高度なスキルとパワームーブで次々と勝ち上がり決勝へと駒を進めた。
決勝は若手と大御所の戦いとなった。
安定感のある高いクオリティーのパワームーブを音楽に見事に合わせてみせるTOMOと、マイペースに着実に音で遊んで見せるWAPPERであったが、最終的に終始プレッシャーを感じさせない余裕を見せたTOMOが優勝した。
【大会概要】

FINAL開催日:
2007/5/6、6/3
場所:
新木場スタジオコースト
ジャンル:
HIPHOP、HOUSE、FREESTYLE、BREAK
優勝者:
HIPHOP
SHINICHI
HOUSE
HyROSSI
FREESTYLE
マドカ
BREAK
TOMO
ファイナリスト:
HIPHOP
SHINICHI、akihic☆彡、TAKUYA、SHIGERU、RYO-Z、TOMOKO、NAOKI、TATSUO
HOUSE
HyROSSI、KENGI、SEMBA、MARINA、TAKESABURO、TATSUO、HIRO
FREESTYLE
マドカ、RYOSUKE、RYUZY、せいじ、キャラメル、YOSUKE、YOSHIE、SHUTA
BREAK
TOMO、DRAGON、WAPPER、SUV、KATSU、SAMURAI、KOSSY、CHAKA